● LIMAは能力に基づいています

LIMAは、トレーナー/行動コンサルタントは正の強化を増やし、動物達と、彼らをケアする人間と関わるときに罰を使用しないように求められています。LIMAのプロトコルは、すべての種類の学習者にとって最大限に人道的であるように設計されています。

コンサルタント/トレーナーは、継続的な教育、トレーニング、または監督された経験を通じて動物行動コンサルティングの能力を追求および維持する必要があり、彼らの能力と経験の範疇を超えている問題についてアドバイスをするべきではありません。

●正の強化と学習者の理解

正の強化は、考慮される教育、訓練、行動変化プログラムの最初のラインであり、一貫して適用されるべきです。正の強化は、学習者の攻撃性、注意を求めること、回避/恐怖の発生率が最も低いことに関連しています3。

何が強化されているのかを決定するのは学習者だけです。コンサルタント/トレーナーがこの原則を理解し、適切に適用する能力を持っていることが重要です。これは、学習者が、ハンドリング、スキンシップ（ふれあい方）、ツールや環境を経験するたびに、ハンドラーによって評価され、トレーナーの偏見が学習者の経験を決定しないことを意味する場合があります。それぞれの刺激の程度は、学習者の目標行動が強化されているのか弱化されているかであり、コンサルタント/トレーナーの意図や好みではありません。人道的階層は、トレーニングおよび行動修正中の意思決定のプロセスにおいて専門家を導くのに役立ちます。

●問題解決における明確さと一貫性

わたしたちには学習者にとって、行動の訓練と修正を明確で一貫性があり、学習者を成功に導く責任があります。学習と行動の変化の戦略のバリエーションが学習/教育の関係の間に作用する可能性があり、人道的で、最も侵略的でない効果的な選択になる可能性があることを認識しています。 ただし、このバリエーションの倫理的な使用は、コンサルタント/トレーナーが問題を適切に解決し、学習者に対する行動を理解する能力に常に依存しており、学習者の経験に対する感度が必要です。

● 虐待の防止

私たちは、不必要で、不適切、また不十分に適用された、非人道的な罰の使用による虐待や潜在的な影響を防ぐよう努めています。罰の潜在的な影響には、攻撃性または反攻撃性が含まれる可能性があります。抑制された行動（コンサルタント/トレーナーが動物を適切に読みとることを妨げる）; 不安と恐怖の増加; 身体的危害; 所有者またはハンドラーとの負の関係性、望ましくない動作の増加や新しい動作が出現することがあります

●学習者のための選択と管理

LIMAガイドラインでは、コンサルタントが学習プロセス中に常に可能な限り多くのコントロールと選択を学習者に提供し、学習者の個々の性質とニーズを尊重し、認識して、あらゆる種の個体をそのように扱うことを求めています。

●動物に何をしてもらいたいですか？

私たちは望ましい行動を強化することに焦点を当て、常に「動物に何をしてもらいたいですか？」と質問をします。トレーニングや行動の問題に取り組むときに罰に頼ることはこの質問に答えられません。動物が望まない行動の代わりに学ぶための望ましい行動を提供しません。

罰は、介入の第一の選択であってはならず、行動修正プログラムの大部分を構成するものであってはなりません。さらに、目的の動作の変更が行われたら、できるだけ早く中止する必要があります。罰の適用を検討する場合、図に概説されている行動変容の人道的階層-人道的かつ効果的な実践の手順を理解し、それに従うことによって最もよく決定できます。

これらの理由から、私たちはLIMAプロトコルの理解と適用を強く支持し、動物や人間を人道的かつ思慮深く扱っている人々を称賛します。

参照】https://www.ccpdt.org/about-us/least-intrusive-minimally-aversive-lima-effective-behavior-intervention-policy/

PDF】https://www.ccpdt.org/wp-content/uploads/2015/01/LIMA-Policy-2019.pdf